チェイスン・ディーン・シュリーブ(Chasen Dean Shreve, 1990年7月12日 - )は、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。MLBのアトランタ・ブレーブス傘下所属。愛称はシュライバー(Shrever)。
経歴
プロ入りとブレーブス時代
2010年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから11巡目(全体344位)指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブスでプロデビュー。8試合に登板して2勝0敗1セーブ、防御率2.25、20奪三振を記録した。
2011年はA級ローム・ブレーブスで34試合に登板して5勝6敗4セーブ、防御率3.86、68奪三振を記録した。
2012年はA 級リンチバーグ・ヒルキャッツとAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレー。AA級ミシシッピでは11試合に登板して2勝1敗、防御率3.93、16奪三振を記録した。
2013年もA 級リンチバーグとAA級ミシシッピでプレー。AA級ミシシッピでは36試合に登板して3勝1敗、防御率4.43、28奪三振を記録した。
2014年はAA級ミシシッピで開幕を迎え、36試合に登板して3勝2敗7セーブ、防御率2.48、76奪三振のを記録した。7月19日にブレーブスとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると、同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビュー。1点ビハインドの7回2死から登板し、0.2回を1安打無失点1奪三振に抑えた。この年メジャーではリリーフとして15試合に登板して防御率0.73、15奪三振を記録した。
ヤンキース時代
2015年1月1日にマニー・バニュエロスとのトレードで、デビッド・カーペンターと共にニューヨーク・ヤンキースへ移籍した。ヤンキースではリリーフ陣の一角として59試合でマウンドに登り、6勝2敗、防御率3.09という成績を記録した。また、2年連続で投球イニング数を上回る三振を奪い、三振を取る能力の高さを見せた。一方、58.1イニングで10本塁打を喰らい、被本塁打の頻度は高めだった。
2016年は37試合・33.0イニングにリリーフで投げ、33個の三振を奪ってメジャーデビューから3年連続で9.0以上の奪三振率をマーク。また、メジャー初セーブも挙げたが、防御率は5.18まで悪化した。
2017年は44試合に登板し、4勝1敗、防御率3.77と前年から成績をある程度改善させた。また、奪三振率は11.5と自己最高を記録した。
カージナルス時代
2018年7月29日にルーク・ボイト及びインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、ジオバニー・ガジェゴスと共にセントルイス・カージナルスへ移籍した。
2019年3月22日にDFAとなり、27日にマイナー契約で傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズへ配属された。7月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。7月23日にDFAとなり、27日にマイナー契約でAAA級メンフィスへ配属された。9月30日にFAとなった。
メッツ時代
2019年12月3日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、2020年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
2020年7月23日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった。
パイレーツ時代
2021年2月7日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ。シーズンでは5月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。オフの11月5日にFAとなった。
メッツ復帰
2022年3月17日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。メッツへは2シーズンぶりの復帰となった。4月6日にメジャー契約を結び40人枠入りした。メッツでは主に中継ぎとして25試合に登板したが、負傷者リスト入りしていたマックス・シャーザーの復帰に伴い、7月5日にDFAとなり、7月8日に自由契約となった。
ヤンキース傘下時代
2022年8月27日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。11月10日にFAとなった。
タイガース時代
2023年1月9日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ。3月29日に開幕ロースターに選出されたが、8月11日にウィル・ベストの復帰に伴ってDFAとなり、2日後に自由契約となった。
レッズ傘下時代
同年8月17日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、同日中にAAA級ルイビル・バッツに配属された。9月2日にメジャー昇格を果たしたものの、結果で応えることが出来ず、僅か10日後の同月12日にブランドン・ウィリアムソンの復帰に伴ってDFAとなり、16日に自由契約となった。
レンジャーズ傘下時代
2024年2月5日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングには招待選手として参加したが、開幕ロースターからは外れ、AAA級ラウンドロック・エクスプレスで開幕を迎えた。5月1日にオプトアウト条項(契約破棄権)を行使して一度は自由契約となるも、13日にマイナー契約で契約を結び直した。6月15日に再び自由契約となった。
ヤンキース傘下時代
同年6月24日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、同日中にAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに配属された。8月1日にこの年3度目の自由契約となった。
ロッキーズ時代
同年8月4日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結び、同日中にAAA級アルバカーキ・アイソトープスに配属された。その2日後にジョン・カーティスと入れ替わってメジャー昇格を果たしたものの、1試合に登板しただけで10日にダコタ・ハドソンと入れ替わる形でDFAとなり、14日にFAとなった。この年はこれ以降、どの球団にも所属しなかった。
ブレーブス復帰
2025年1月20日にブレーブスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。メジャーに昇格した際の年俸は130万ドル。
詳細情報
年度別投手成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
背番号
- 51(2014年 - 同年途中)
- 61(2014年途中 - 同年終了)
- 45(2015年 - 2018年7月28日)
- 40(2018年7月31日 - 2019年)
- 47(2020年)
- 55(2021年)
- 43(2022年)
- 36(2023年)
- 38(2023年途中 - 同年終了)
- 46(2024年8月7日)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 S
外部リンク
- Chasen Shreve stats MiLB.com (英語)
- Chasen Shreve (@chasenshreve) - X(旧Twitter)




