ゴールドワッサー、ゴルトヴァッサー(ドイツ語:Goldwasser、「金の水」の意味)、もしくはグダニスカ ウォッカ(ポーランド語:Gdańska wódka「グダニスクの水」)とは、約20種のハーブと香辛料、そして金粉(純度K22~23)を使用したアルコール度数38%以上の薬用酒で、16世紀のオランダ移民によって考え出された。
この薬用酒の愛飲者には、ロシアの女帝エカチェリーナ2世や皇帝ピョートル1世、フランス王ルイ14世などがいる。
歴史
オランダ De Lierでのプロテスタントの迫害から逃れ、Ambrosius Vermöllenがグダニスクに移り住んだのが1598年7月6日である。彼の一家が唯一持ってた資産が「薬用酒のレシピ」であった。その中には「ゴールドワッサー」のレシピも含まれていた。
18世紀まで有名ではなかったが、 1704年からテイスティングルーム兼レストラン‘Der Lachs’(鮭の意:鮭が幸運と繁栄の象徴である事から命名)を開業し、商人と提携することによってブランドが確立した。
第二次世界大戦の終結後、各所で作られるようになったが、‘Der Lachs’のオリジナルはドイツ ネルテン=ハルデンベルクの会社ハーデン=ウィルセンAGによって製造されている。
関連項目
- 錬金術:錬金術師パラケルススが、16世紀に万能薬「Aurum Potabile(飲用金)」を発表している。
- 錬丹術:金を液状にした金液などを服用し、不老不死の仙人になることを目的とした中国の薬学。
その他
- ユダヤ人の姓。
- シャフィ・ゴールドワッサー
脚注



