カンタラーロム駅(カンタラーロムえき、タイ語:สถานีรถไฟกันทรารมย์ )は、タイ王国東北部シーサケート県カンタラーロム郡にある、タイ国有鉄道東北線・南線の駅である。

概要

カンタラーロム駅は、タイ王国東北部シーサケート県の、人口10万人が暮らすカンタラーロム郡にある。ほぼ町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(南側)が、市街地である。バンコクから542.18km地点に位置し、特急列車利用で8時間程度である。二等駅であり1日に22本(11往復)の列車が発着し、その内訳は特急1往復、急行1往復、快速5往復、普通4往復である(特急列車を含む全列車が停車する)。

歴史

タイ最初の官営鉄道であるクルンテープ駅-アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業した。1900年12月21日に当初の計画のナコンラチャシーマ駅まで開通した。そのしばらく後にウボンラーチャターニーまで路線を延長する事になり、1930年4月1日に当駅が開業した。

  • 1897年3月26日【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
  • 1897年5月1日【開業】アユタヤ駅 - ケンコーイ駅 (54.02km)
  • 1898年3月3日【開業】ケンコーイ駅 - ムワックレック駅 (27.20km)
  • 1899年5月25日【開業】ムワックレック駅 - パークチョン駅 (27.63km)
  • 1900年12月21日【開業】パークチョン駅 - ナコンラチャシーマ駅 (83.72km)
  • 1922年5月1日【開業】ナコンラチャシーマ駅 - ターチャン駅 (21.75km)
  • 1925年4月1日【開業】ターチャン駅 - ブリーラム駅 (90.62km)
  • 1926年5月1日【開業】ブリーラム駅 - スリン駅 (43.73km)
  • 1927年5月1日【開業】スリン駅 - フワイタップタン駅 (61.75km)
  • 1928年8月1日【開業】フワイタップタン駅 - シーサケート駅 (33.59km)
  • 1930年4月1日【開業】シーサケート駅 - ウボンラーチャターニー駅 (60.01km)

駅構造

単式ホーム1面1線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している

駅周辺

脚注

参考文献

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

  • タイの鉄道駅一覧
  • タイ国有鉄道
  • タイ国有鉄道東北本線

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