葛温泉(くず おんせん)は、長野県大町市平(旧国信濃国)にある温泉。
景勝地として知られる高瀬渓谷に位置し、また、上流に高瀬ダムがあり、北アルプスの烏帽子岳への登山口でもある。
泉質
- 単純温泉
- 源泉温度80度
湯量が豊富で大町温泉郷や木崎湖温泉は、当温泉からの引湯により開かれた温泉である。
温泉街
日本秘湯を守る会にも属する「葛温泉仙人閣」、「高瀬館」、および「温宿かじか」の3軒が存在する。
歴史
慶応年間に食に困った里人が、葛根を採りに登山した際に発見したことから、葛温泉の名が付いたとされる。古文書の記録に拠れば、開湯は安永年間(1772年~1780年)という。
昭和44年(1969年)8月11日の高瀬川の水害(通称、44災)では、3軒すべてが流出し、多大な被害を受けた。
アクセス
- 鉄道 : 大糸線信濃大町駅よりタクシーで約20分。または葛温泉乗合タクシー(午後に3便のみの運行・デマンド制)。
ギャラリー
脚注
出典
外部リンク
- 葛温泉・温宿かじか公式ホームページ
- 葛温泉・高瀬館
- 葛温泉・仙人閣公式ホームページ




