甘部(かんぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。
康熙字典214部首では99番目に置かれる(5画の5番目、午集の5番目)。
概要
「甘」字は味がよい、美味いと感じること、また味があまいことを表す。口の中にものがある様子に象る。偏旁としてはもっぱら声符として使われる。
そのため「甘」を構成要素に持つ漢字は偏や冠に従って他の部に分類される。
甘部では他の部に分類しきれなかったものを収めており、収録字数は多くない。
部首の通称
- 日本:あまい、かん
- 韓国:달감부(dal gam bu、あまい甘部)
- 英米:Radical sweet
部首字
甘
- 中古音
- 広韻 - 古三切、談韻、平声
- 詩韻 - 覃韻、平声
- 三十六字母 - 見母
- 現代音
- 普通話 - ピンイン:gān 注音:ㄍㄢ ウェード式:kan1
- 広東語 - Jyutping:gam1 イェール式:gam1
- 日本語 - 音:カン(カム)(漢音・呉音) 訓:あまい・うまい
- 朝鮮語 - 音:감(gam) 訓:달(dal、あまい)・맛 좋을(mat choeul、美味い)
例字
- 甘
- 4:甚・6:甜・8:甞



