徳満駅(とくみつえき)は、かつて北海道天塩郡豊富町字徳満にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲121845。駅番号はW75。
歴史
- 1926年(大正15年)9月25日:鉄道省天塩線の駅として開業。一般駅。
- 1930年(昭和5年)4月1日:天塩線を宗谷本線に編入、それに伴い同線の駅となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1977年(昭和52年)5月25日:貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 2月1日:荷物取扱い廃止。
- 11月10日:合理化により無人駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。
- 2016年(平成28年)3月26日:同日のダイヤ改正に伴う普通列車の減便で幌延駅 - 稚内駅間の普通列車が5往復から3往復となり、全普通列車が停車するようになる。それ以前は、夜間の上り普通列車が通過した。
- 2021年(令和3年)3月13日:利用者減少とダイヤ改正に伴い、廃止。
駅名の由来
当駅の所在する地名はかつて「福満(ふくみつ)」であったが、駅の開業時すでに同音の城端線福光駅が存在したため、「徳満」と名前を変えて駅名にした。
駅構造
稚内駅管理の無人駅で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。
かつては稚内方面に向かって右側に木造駅舎とその横の名寄寄りに貨物積卸場を設け、千鳥式ホーム2面2線を有する一般駅であった。無人化に伴い駅舎とは反対側のホームと線路の撤去が行われて棒線化された。開業時からの駅舎はその後も残っていたが、2000年7月に撤去され、その後はプレハブ建築の待合室と簡易なトイレが並べて置かれるのみとなっていた。
かつて駅員が配置されていた際には隣の豊富駅と共に語呂が良い(徳が満ちる・徳が満ちて豊かな富を得る)ために入場券や乗車券の人気があった。
利用状況
乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺
- 国道40号 - 駅前。
- 宮の台展望台 - 別名「徳満展望台」と呼ばれ、サロベツ原野が見渡せる。約0.8km。
- 徳満小学校跡
- 徳満会館(集会所、豊富町の災害時自主避難所に指定されている)
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■宗谷本線(廃止時点)
- 豊富駅 (W74) - 徳満駅 (W75) - *
芦川駅- 兜沼駅 (W76)
- 豊富駅 (W74) - 徳満駅 (W75) - *
- *
打消線は廃駅
脚注
出典
JR北海道
新聞記事
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 徳満|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company




