概要
「革」字は毛を取り除いた獣皮である皮革を意味する。
その字形は剥ぎ取られた獣皮の形に象っており、上部は頭部、中央は展開した身体部分、下部は尾の部分の形である。引伸して革製品である甲冑や楽器(太鼓など。八音の一つ)を意味する。
また動詞としては改変すること、除去することを意味する。
偏旁の意符としては皮革や革製品に関することを示す。多くは左側の偏の位置に置かれ、左右構造を作る。また下の脚の位置に置かれ、上下構造を作ることもある。
革部は上記のような意符を構成要素に持つ漢字を収める。
部首の通称
- 日本:かわへん・つくりがわ・かくのかわ(ひのかわ(皮部)に対応した呼び方)
- 中国:革字旁・革字底
- 韓国:가죽혁부(gajuk hyeok bu、皮革の革部)
- 英米:Radical leather
部首字
革
- 中古音
- 広韻 - 古核切、麦韻、入声
- 詩韻 - 陌韻、入声
- 三十六字母 - 見母
- 現代音
- 普通話 - ピンイン:gé 注音:ㄍㄜˊ ウェード式:ko2
- 広東語 - Jyutping:gaak3 イェール式:gaak3
- 日本語 - 音:カク(漢音・呉音) 訓:かわ・あらためる
- 朝鮮語 - 音:혁(hyeok) 訓:가죽(gajuk、皮革)・고칠(gochil、改める)
例字
- 革
- 3:靫・靭、4:靴・靹、5:鞅・靼・鞆・靺・鞁・鞄、6:鞋・鞍・鞏・鞐、7:鞘、8:鞠・鞜、9:鞨・鞫・鞦・鞣・鞳・鞭、10:鞴、13:韃、15:韆
最大画数
29:𩎑




